まず隠れたる海上の道というものの、次々と発見せられる日を期待しなければならない。-柳田国男『海上の道』

参加作家: 石川直樹/鴻池朋子/森永泰弘
展覧会: 8月28日-9月23日 (会場: 外ケ浜中央公民館)
ワークショップ : 10月25日(日) ・11月29日(日) ・12月06日(日) (会場: 青森県立美術館)
成果発表会: 2016年3月中旬-27日 (会場: 青森県立美術館)

本州突端の青森は東西を海に囲まれ、「大陸」と「島」の風土的特徴があります。こうした青森の地勢を顕著に示す津軽半島、そして美術館を現場に生まれる経験と作品の一つ一つは、青森の地から現実の時空間における「列島」のもう一つの姿を照射し、これからの世界像を考えるための礎石です。その石でできた「みち(路)」はやがて、青森という一地域を超え、北方・南方世界、その先の「みち(未知)」の奥へとつながっていくことでしょう。



参加アーティストの一人、森永泰弘は青森県の外ケ浜に伝わる「善知鳥」という鳥にちなんだ民話をもとに、地元の人と協働して音の作品を制作します。外ケ浜の環境音、音声、津軽音楽を取り入れたサウンド作品として、2016年の3月に初演する予定です。