インドネシアはジャワ島のスラカルタで活動するパフォーマーのスラマット・グンドノとフィールドレコーディングした作品です。スラマット・グンドノはジャワ島を代表するパフォーマー、音楽家、影絵師。インドネシアの伝統文化を探求しながら独自のユーモアと風刺で、物語の事実/虚構を混ぜ合わせながら現代社会の様相をユニークな音楽として歌うユニークなアーティストです。森永とグンドノは2011年に公演された振付家である北村明子のダンス作品『To Belong』で知り合いになって以来、幾度となくコミュニケーションを交わし、今回のレコーディング・プロダクションにたどり着きました。二本のマイクロフォンでグンドノの歌声と楽器、そしてクンダンやゲンデルといったインドネシアの楽器演奏を一回録り(グンドノの音楽はその日の彼の気分で音楽が全く変わってしまう)で実現させ、一切のポスト・プロダクションを省くことで、フィールドでの彼を取り巻いた環境を如実に表す作品となっています。

1. Soindep
2. Silent Love
3. Tresna
4. Ingsun Ingin Bertanya
5. Kembang Sruni
6. Debu(Dust)
7. Kuncuping Terate
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Produced by Yasuhiro Morinaga
Recorded by Yasuhiro Morinaga
Photography by Honggo Utomo
Design by Kou Sakai
Mastered at GOK Sound
Year of Recording: 2014 March & May & September
Cat No: DQC-1204 [CON004] / ©2014 CONCRETE